山口県レンタカードライブコース 紹介メディアです。 山口県観光に自家用車やレンタカーは不可欠。東部の錦帯橋、中部の秋芳洞、西部の下関カモンワーフ。 角島大橋や元乃隅稲成神社、萩や津和野(島根県)など点在する山口の隠れ家の魅力とグルメスポット。全国でレンタカーを利用する山口在住編集者の秘密基地局。
山口県内にはいくつかの有名な外郎(ういろう)メーカーがあります。以下に代表的なものを紹介します。山口市と後発ながら防府天満宮前のお土産店でも売られているほうふ外郎についても紹介します。
山口市の外郎(ういろう)は、長い歴史と伝統を持つ和菓子です。外郎の起源は、室町時代に遡ります。
当時、周防国(現在の山口県)を治めていた大内氏が、朝鮮や中国との交易を通じて外郎の製法を取り入れたとされています。
外郎の発展
山口市の外郎は、江戸時代から明治時代にかけて、地元の名産品として広く知られるようになりました。特に、山口市は「西の京」とも呼ばれ、文化的な交流が盛んだったため、外郎もその一環として発展しました。
外郎は、地元の人々だけでなく、旅人や観光客にも愛されるお菓子となりました。
現代の外郎
現在でも、山口市内の多くの和菓子店で外郎が製造・販売されています。伝統的な製法を守りつつ、新しい風味や形状の外郎も登場しており、地元の特産品としての地位を確立しています。
外郎は、山口市の歴史と文化を象徴する和菓子として、今も多くの人々に親しまれています。
山口の外郎に関連する記録をいくつかピックアップしました。
1654年(承応3年)に幕府の国目付が来訪した際の接待料理の中に外郎が含まれていたことが記録されています。
江戸時代、山口の外郎は福田屋で生産され、接待の場で重用されました。
明治以降も、山口の外郎は地元の人々や来訪者に愛され続けました。
これらの記録から、山口の外郎が歴史的に重要な役割を果たしてきたことがわかります。
山口市で特に有名な外郎の一つが「御堀堂(みほりどう)」の外郎です。御堀堂は、江戸時代に創業され、現在も伝統的な製法を守り続けています。
御堀堂の外郎は、わらび粉を主原料とし、小豆餡や抹茶などを練り込んで作られます。そのプルプルとした食感と上品な甘さが特徴です。
御堀堂は、山口県の伝統的な外郎を製造している老舗です。白外郎、黒外郎、抹茶外郎の3種類があり、それぞれ異なる風味を楽しめます。
豆子郎は、わらび粉を使った餅菓子で、しっとりとした食感と上品な甘さが特徴です。季節限定の味も楽しめます。
田原屋は、昔ながらの手作り外郎を提供しているお店です。大内外郎や田原屋外郎など、伝統的な製法で作られた外郎が人気です。
本多屋は、山口県内で人気の高い外郎メーカーで、白外郎、黒外郎、抹茶外郎のほか、季節限定の味も提供しています。
きれん製菓は、山口市内に本店があり、やまぐち外郎を代表するメーカーのひとつです。
これらのメーカーは、山口県の伝統的な外郎を製造しており、それぞれに独自の風味と魅力があります。旅行の際には、ぜひ現地で味わってみてください。
メーカー
ほうふ外郎本舗:
所在地: 山口県防府市宮市町4-20
特徴: 伝統的な製法を守り、厳選された素材を使用して作られる外郎です。味は小豆味、抹茶味、コーヒー味の3種類があります。
特徴
ほうふ外郎は、わらび粉を使ったプルプルとした食感が特徴の和菓子です。防府市の特産品として親しまれており、地元の人々や観光客に愛されています。特に、抹茶味や小豆味が人気で、お茶請けやお土産としても喜ばれます。
歴史
ほうふ外郎の歴史は、昭和58年に創業されたほうふ外郎本舗に始まります。創業以来、伝統的な製法を守りながらも、新しい風味や味を取り入れてきました。防府市は、古くから交通の要所として栄え、多くの人々が行き交う場所でした。そのため、ほうふ外郎は地元の名産品として広く知られるようになりました。
ほうふ外郎本舗では、初代内閣総理大臣の伊藤博文が愛したことで知られる外郎を提供しており、現在もその伝統を受け継いでいます。
山口外郎が美味しく進化した理由には、いくつかの要因があります。以下にその理由をエビデンスとともに解説します。 伝統を受け継ぎ、さらに現代の消費者の嗜好に合うように考えられた以下4つの要因が組み合わさることで、山口外郎は美味しく進化してきました。さらなる進化も期待できます。
山口外郎は、わらび粉を使用して作られています。わらび粉は、わらびの根から採れる澱粉で、もちもちとした食感を生み出します。この材料の選定が、山口外郎の独特の食感と風味を生み出しています。
山口外郎は、伝統的な製法を守りつつも、現代の技術を取り入れることで、品質を向上させています。例えば、蒸し時間や温度管理の工夫により、外郎の食感や風味が一層引き立つようになっています。
山口県は、自然豊かな地域であり、地元の新鮮な食材を活用することで、外郎の風味をさらに豊かにしています。地元の特産品を使用することで、他の地域の外郎とは一線を画す独自の味わいを実現しています。
山口外郎は、伝統を守りながらも、新しいアイデアや技術を取り入れることで進化してきました。例えば、抹茶や黒糖などの新しいフレーバーを取り入れることで、現代の消費者の嗜好に合わせた商品展開を行っています。
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外郎(ういろう)の祖とされる外郎家(ういろうけ)は、元朝(1271年~1368年)の中国に起源を持つ家系です。外郎家の初代である陳延祐(ちんえんゆう)は、元朝の礼部員外郎という役職に就いていました。元朝が滅亡した際、陳延祐は日本に渡り、九州の博多に住み着きました。
外郎家の本業は、薬の製造と販売でした。特に「透頂香(とうちんこう)」という薬が有名で、これは多くの効能を持つ丸薬でした。後に、外郎家は京都に移り、室町幕府の将軍足利義満に仕えました 。
外郎家は、薬の製造とともに、和菓子の外郎も作り始めました。外郎家が作った和菓子の外郎は、米粉を使った蒸し菓子で、現在でも多くの人々に愛されています 。All About(外郎の本家本元)より
現在も「薬」として販売されている外郎(ういろう)は、神奈川県小田原市の「ういろう家」が製造・販売している「透頂香(とうちんこう)」です。この薬は、口中清涼や消臭などの効果があるとされています。
「透頂香」は、古くから伝わる漢方薬で、現在でも小田原のういろう家でのみ購入可能です。オンライン販売は行っておらず、現地での購入が必要です
山口外郎(ういろう)は、日本の伝統的な和菓子の一つで、その歴史は非常に古く、室町時代にまで遡ります。もともとは中国から伝わった薬の一種で、「外郎(ういろう)」と呼ばれていました。この薬を製造していた外郎家が、日本でこの薬と一緒に独特の菓子を作り始めたことが、外郎の起源とされています。
外郎の歴史的背景
室町時代: 外郎は中国から伝わり、薬として使用されていました。
江戸時代: 外郎は和菓子として広まり、特に山口や名古屋などで名物となりました。山口の外郎は、わらび粉を主原料とし、もっちりとした食感が特徴です3。
明治時代以降: 外郎は全国的に広まり、各地で独自の製法や味が発展しました。例えば、名古屋の外郎は米粉を主原料とし、独特の食感と風味を持っています。
外郎の特徴
主原料: 地域によって異なりますが、米粉、わらび粉、小麦粉などが使用されます。
製法: 砂糖と水を加えて練り合わせ、蒸し上げることで作られます。
バリエーション: 白外郎、黒外郎、抹茶外郎、小豆外郎など、さまざまな種類があります。
江戸時代の外郎は、基本的には高級な和菓子として扱われており、主に武士や裕福な町民が楽しんでいました。しかし、特別な行事や祭りの際には、町民や農民も外郎を食べる機会があったようです。
外郎はその独特の製法と風味から、接待や贈答品としても重宝されました。特に山口の外郎は、その品質の高さから多くの人々に愛されていました。江戸時代の食文化の一端を垣間見ることができる興味深い事実です
外郎はその歴史とともに、日本各地で愛され続けている和菓子です。
江戸時代に山口の外郎が、役人など使者の接待で出されたという文献があります。
江戸時代に山口の外郎が武士や外国からの使者の接待に使われたという記録は、いくつかの文献に見られます。例えば、1654年(承応3年)に幕府の国目付が来訪した際の接待料理の中に外郎が含まれていたことが記録されています。
また、山口の外郎はその独特の製法と風味から、接待の場で重宝されたとされています。
このような歴史的背景から、山口の外郎は高い評価を受け、接待の場で頻繁に用いられていたことがわかります。
江戸時代の外郎には、砂糖が使われていました。当時の砂糖は非常に貴重で、高価なものでしたが、外郎のような高級和菓子には使用されていました。特に、黒砂糖が一般的に使われていたようです。
江戸時代の砂糖は、主に輸入品であり、国内での生産も限られていました。そのため、砂糖を使った和菓子は特別なものであり、贈答品や接待用として重宝されました。
外郎の甘みは、砂糖の質と量によっても異なり、地域や製法によっても違いがありました。
日本における砂糖の歴史は、古代から現代までの長い期間にわたって発展してきました。以下にその概要をまとめます。
奈良時代: 砂糖が日本に伝来したのは奈良時代とされています。唐の僧侶が日本に渡来する際に、砂糖を持ち込んだとされています。
平安時代: 平安時代には、砂糖は貴重な薬として扱われ、貴族や僧侶の間で使用されていました。
砂糖の普及: 江戸時代になると、砂糖の輸入が増加し、一般庶民にも広がり始めました。特に、南蛮貿易を通じてポルトガルやオランダから砂糖がもたらされました。
砂糖の生産: 江戸時代後期には、薩摩藩(現在の鹿児島県)で砂糖の生産が始まりました。薩摩藩は、砂糖の生産を奨励し、国内での砂糖供給を増やしました。
製糖業の発展: 明治時代には、製糖業が本格的に発展し、国内での砂糖生産が増加しました。特に、沖縄や北海道での砂糖生産が盛んになりました。
現代の砂糖産業: 現代では、砂糖は日常的に使用される食品となり、国内外での生産と消費が続いています。
砂糖の歴史は、日本の食文化や経済に大きな影響を与えてきました。詳細な情報は、こちらからご覧いただけます。
外郎(ういろう)は、日本各地で製造・販売されています。以下に、山口県や名古屋以外の地域で有名な外郎をご紹介します。
特徴: 小田原市の「ういろう家」が製造している外郎で、薬としての「透頂香(とうちんこう)」も有名です。もちもちとした食感が特徴です。
特徴: 京都の「五建外良屋」が製造する外郎で、三角形にカットされた形が特徴です。上品な甘さと滑らかな食感が魅力です。
特徴: 神戸市の「大丸神戸店」などで販売されている外郎で、独特の風味と食感が楽しめます。
特徴: 徳島市の「阿波ういろ」が有名で、もちもちとした食感と素朴な甘さが特徴です。
特徴: 福岡市の「博多ういろう」が製造しており、しっとりとした食感と豊かな風味が特徴です。
これらの外郎は、それぞれの地域の特色を活かした味わいが楽しめます
山口外郎と名古屋外郎は、同じ「外郎」という名前を持ちながらも、材料や製法、食感に違いがあります。以下にその違いを解説します。
材料: 主にわらび粉を使用しています。わらび粉は、わらびの根から採れる澱粉で、手間がかかるため高価です。
食感: もちもちとしたプルプルの食感が特徴です。わらび餅に似た食感で、口当たりが滑らかです。
味: 素朴な甘さがあり、小豆や抹茶などの風味が楽しめます。
歴史: 室町時代に周防国(現在の山口県)で秋月治郎作が考案したとされています。
材料: 主に米粉を使用しています。米粉は、うるち米やもち米から作られます。
食感: しっとりとしたもちもち感があり、やや重めの食感です。お餅に近い感じです。
味: 米粉の風味が強く、砂糖の甘さがしっかりと感じられます。黒糖や抹茶などのバリエーションも豊富です。
歴史: 江戸時代に尾張藩の御用商人が中国から伝わった製法を基に作り始めたとされています。